古代中国で書かれた偉大な書であり、易の原点ともいうべきものである。
現代の中国にのみならず科学や医学、地学など人間の文明に多きな影響を与え続けている。
易の字は 日と月の2文字からなり、日は陽、月は陰を指す。
經の字は 道や理のことで天の理や人の道を改名した書物をいう。
太古の中国人は大自然の中に暮らすうち、人間の生活には秩序だったバックグラウンドがありその法則を理解すれば、その法則に則り生きていくことができると理解していた。
古代中国の皇帝、伏犠は治水のために河を眺めていたところ突然龍馬が現れた。その腹に見えた模様を、河図(かと)。その後、夏の禹王が洪水を治めたとき、洛水から現れた神亀の甲羅に見えた模様を、洛書(らくしょ)という。
この、白と黒点で表されたの図形を解釈し、発展させたものが易であり「九宮八卦図」となる。